死の処方箋

  • Day:2013.03.18 21:47
  • Cat:映画
死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実という映画を観た。

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実話の映画化で、子供の頃にニュースを観た記憶もある気がする。

ジャックは終末患者や病気で苦しむ患者を楽に死なせるために自殺を手伝い、最終的に自らの手によって患者に対し安楽死の注射を打ったことで殺人罪に問われついに裁判で負けて投獄されてしまう…というところまで映画で描かれている。
弁護士が最後までジャックについていれば無罪になったかもしれないのに、弁護士は選挙のためジャックから離れていってしまった。
投獄までジャックは130人の患者を尊厳死させた。


自分自身はほんとにもう大賛成。
過去にこんなに安楽死について奮闘していたおじいちゃんがいたなんて驚き!
映画冒頭で少し話が出てくるが、世界ではオランダと世界の一部の州が安楽死を法律で認めている。
ジャックは母が病床についている時に医者なのに何も出来ず、苦しんで死ぬところをただ見守るしかなかったことが活動のきっかけとなった。
その時の母の状態を、「世界一の歯痛が全身の骨で起こっている」と表現している。

ジャックを批判していた偽善団体は「患者の命を救うことが医師の役割」と非難していたが、それじゃまるで殺人が起こるまで警察は動けないって言ってるのと同じようなモヤモヤ感だな。
じゃあ医者じゃもう手に負えない患者の苦しみや、それを見ている家族、医療費を負担し続けなければならない家族は一体誰が救える?
本人が死にたい、家族が楽にさせてやりたいって言ってるのに生かし続けなければ医者が法律の問われるって何かおかしいと思わないか?

「金持ちは苦しまずに安らかに死ぬことが出来るが、金のない者は医療費に永久に苦しむことになる」「延命治療は医者と製薬会社の金儲けのためにある」といった話も深く頷いてしまった。


もしも自分が植物人間状態、認知症になっても無理に生かされ続けると思うと怖くて仕方がない。
そうなったらもうどんなに苦しかろうと自殺さえ出来ない。
偽善者は自分自身がそうなったとしても絶対に「死なせてくれ」とは思わないんだな、「これ以上家族に迷惑をかけたくない」とは思わないんだな。
宗教的なことに関してはとやかく言えないが、死=悪、生=善という考え方の人間はもれなく偽善者である。
だから自殺否定派の人間も大っ嫌いだ。

個人的には終末患者だけじゃなく、精神病患者、身体・知的障害者にも積極的に医師による自殺幇助・安楽死を認めるべきと思う。
日本なんて下手したらアメリカよりも顕著な問題じゃないのか。
日本では年間3万人も自殺者が出ている上に、列車飛び込み、自宅での孤独死等、処理に多大な費用と人手がかかる。


話は全く違う方向に行くが、自分がずっと提唱している自殺希望の人達を安楽死させる設備を作るべきだと思う。
これは終末患者・重病患者を対象とするジャックの考え方とは違ってくるので映画とは切り離してほしいが、死というものは人生のひとつの選択肢と認め、排除するべきではないと考えている。
しかしこのような考えは既にナチが行っており、結果的に虐殺へと繋がってしまったことから死という選択を社会的に導入するということは、一歩間違えば合法的に人を殺せる手段が容易になってしまったり、虐殺のようなことになってしまう可能性もある。

一方で度々ニュースになる、親の介護に疲れた果ての殺害、子供が障害者で親が精神的に病んでしまい殺害等の事件。
そういった事件には同情の声が多く挙がるが、他の犯罪者と同様に法の下で裁かれる。
そして偽善者達が「人殺し!」と汚い言葉をかける。

こういった悲しい殺人を防ぐ手段としても「死の選択」は必要だ。
そうすると今度は偽善者はまた「人殺し!」と叫ぶ。


自分の兄は自殺で亡くなりました。
でもそれもひとつの選択と考えるので兄を責めることはありません。
終末患者でさえ「もう楽にしてくれ」と考えていても死を決意するのは相当な覚悟だと思う。
それをまだ体は健康体の人間が、死を決心するというのは末期ガン並の苦痛があったということだろう。

偽善者はそれほどの苦痛を想像したことがあるか?
だから偽善者に対して頭に来る。
偽善者は口ではなんとでも綺麗事を言うけど自殺者の苦痛なんて考えたこともないだろう。
その苦痛を知っていれば「生きろ」なんて軽々しく口に出来ないはずなんだけどな。


生きる奴は勝手に生きればいいし、死ななければいけない程の苦痛を背負っているのなら本人の意思を尊重しなければならない。
どちらも平等の権利。
本人が死なせてくれと言ってるのに苦痛を伴いながら生き長らえせるのは殺人と同等ぐらいに思える。



この映画は単なる終末医療問題ではなく、自殺問題について綺麗事言ってる奴らにもぜひ観て考えてもらいたい作品。


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パッチ・アダムス

最近の発見。
主に40歳以上のおっさんが多いけど、企業や人に対する二人称が「おたく」の人にロクな人間がいないということがわかった。

いや「おたく」自体、世代によっては「お前」「貴様」「あんた」に匹敵する攻撃的な二人称として使ってるのかもしれないけど。
自分は「あなた」ぐらいのニュアンスかなって思ってたからちょっと認識が変わった。

確かに「お宅ねー」とか「おたくさんは」から始まる会話はネガティブなものしか思い浮かばないよな。


「○○様のお宅では…」「お宅のご主人」など家族単位で何かを聞く時は失礼ではないと思うけど、個人同士の会話だと攻撃的に感じるなぁ。
個人的には「おたく様」でもちょっとイラッとする。


調べたら知恵袋が2つヒットしたんだが、一方は攻撃的な回答しかないので要注意。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1319560283(閲覧注意)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1162711176

地域とかわからないけど、上の人はそこまで叩かれるようなこと言ってないような…
上の回答でモヤモヤして下の人が再度質問してるところが面白い。

関東在住だけど、関東人で使うのは警察ぐらいかね。

ま、使ってる人は控えないと人によっては失礼に思うかも。





さて、今日の話題。
不定期恒例、最近観た映画感想。
5、6本観たけど特に印象に残った作品をひとつ。

【パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー】

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人を笑わせることで患者と接する医師の学生時代の話。
で、一応実在の人物なんだが、どこまで本当でどこまでがフィクションなのかは調べたけどよくわからないらしい。

ヌードルのプールは本当のようで、今も行なっているとのこと。
でも大学時代の成績はトップクラスではなく、真ん中程度だったらしい。

パッチは幼少時代にいじめられて自殺を図り、精神病院に入院している。
その時、患者との触れ合いから医師になることを志す。

そして大学の医学部に進学し、研修先の病院を自由奔放にいたずらしてまわる。
人を笑わせることで患者に生きる力がわく。
医師と患者は同等に接しなければならないと伝える。
学部長からは理解されなかったが、看護師や患者からは称賛を受ける。

ある日、無許可で診療所を開いていたことが問題になり退学の危機に迫られるが…



てな感じの話。
久々に映画で笑って、泣きました。
何よりロビン・ウィリアムズが適役過ぎて…

今現在も健在で、日本にも度々来日しているとか。
日本でもピエロの格好で患者を癒す療法みたいなのはあるんだが、何故か日本でやると一気に胡散臭くなるのはなんでだろう。
変な気持ち悪さというか、汚れを知らない大学生がやりだしそうなことだよな。
随分前にテレビの特集でピエロ療法やってたけど、なんだかミスマッチだ。

こういうのってあくまでパッチだから出来たことで、外国だから通用することで日本ではやり方を変えないとあまり効果的とは言えないんじゃないかなと思う。

それにパッチは人の痛みを知ってる。
この人の本は読んでないからあくまで憶測だが、元々冗談が大好きで明るい性格のはずなのに、それをいじめで押し潰されて、精神病院で自分より更におかしい人達を見てきてる。しかも精神科医も最低な奴だった。
そんな過去がありながら一生懸命勉強して医大に入って、しかも教授からは理解されずに苦しんだのに、それでもなお、この療法を使って医師を目指すってすごいことだと思う。


だから人の痛みを知らない人が傷付いている患者を笑わそうとしてもそれは逆効果でしかない。
劇中にも末期がんで常に機嫌が悪く、笑顔を見せようものなら「偽善者め!」と罵り突き飛ばす患者が登場していました。
パッチですら最初は拒絶される。

多分自分がその立場でも同じことすると思う。
元気付けようと思ってピエロの格好で来られようものなら「出て行け!偽善者!」と叫ぶだろう。

パッチが何故受け入れられたかというと、彼は常に不意打ちで、冗談も皮肉とブラックジョークを混ぜてる。
超くだらないことに全力をそそぐ。
サムかったり、滑ったりするジョークはやらない。
パッチ独特のやり方でパッチにしか出来ない笑いだからこそ多くの患者に受け入れられる。


これは日本人の質では絶対に出来ないことだと断言出来る。
それは日本のお笑い芸人見てればわかるだろう。
まずテレビに出ているようなお笑い芸人じゃただ馬鹿にされてるようにしか思えない。
かといって訓練を受けた大道芸人や、動物の調教師のような人間も型にハマり過ぎてしまう。

じゃ、アメリカンジョークで皮肉ないたずらで人を笑わせられるかといったら大間違いで、日本人はまず冗談が通じない。
アメリカのコメディショーでは日本人だけが笑わないそうで、コメディアンは困惑するそうだ。


劇中、パッチが通りすがりの人に無差別に「こんにちは」と声をかける実験や、見知らぬ番号に電話をかけまくる実験をしている。
日本でやったらすぐに警察に通報されるだろう。
実際に「中年の男が子供に挨拶する事案」なんてあるんだから。

病院内における楽しみというのはあってもいいと思うが、パッチの考える効果は恐らく日本では得られないと思う。
こういう活動してる医師を検索すると胡散臭い人しか出てこないもんな…
それにピエロ自体が文化の違いで馴染みがない。






まぁこの「クリニクラウン」が日本で効果あるかどうかは正直どうでもいい。
この映画で一番問題に思ったのは精神科の現状。

映画冒頭に登場するパッチの担当医は、パッチの言う通り「最低な奴」である。
日本の医療がどんなに進歩しようと何も変わらないのが精神科医である。
日本(だけじゃないだろうが)の精神科医はほとんどこの手のタイプばっかりで根本的に治療しようなんて思ってる医師は一人もいないと思ってる。

まず精神病が不治の病であるし、病気自体にかかってない人がほとんどだろうし、面倒な基地外が多いし、そんなのと毎日接しなきゃいけないんだから医者としてのモチベーションも下がり、薬だけ投与し続けても患者の病状はますます悪化するばかり。

大学の同期にパニック障害で精神科にかかっていた人がいてしばらく続けていたんだが、医師と揉めて、病院に通うのをやめた瞬間に病気が治ったという人がいた。

この世に精神科はいらない。
あれはただ「精神薬を買うために処方箋を出す施設」でしかない。
治療をするのは薬であって、医師ではない唯一の病院じゃないか?


で、思うのは精神科にこそ笑いをもたらしたらいいんじゃないかと思う。
精神障害者は性格もどうしょうもないし、犯罪者予備軍だし、偏屈野郎ばっかりで、まともに人と話せないし、手の施しようがないと思われるが、彼らにはそうなってしまった過程があって、そして最終的には笑うことが救いになる人もいるんじゃないかと。
しかし、それが出来るのは温室で育ったボンボンの医者じゃ無理。
痛みを知らない人間の偽善行為なんてすぐに見抜かれる。



パッチは精神病に対してはそういうことしてないのかな。
どんな病気より一番手の施しようがないと思うんだよね。


んまい!

昨年ピザーラの懸賞で2500円分のプレゼントチケットが当たったのです。
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ついでにビール24缶も…あまりお酒は飲まないので人にあげちゃいましたが…

で、このチケットの期限は今月末まで。
でもなんと自分、電話が大の苦手でして、去年からずーっと使うのを躊躇ってきたのです。
(電話受けの仕事してるくせに)

しかし2500円分をドブに捨てるのは勿体なさ過ぎて意を決して電話。


店員「ビバパエリアでございます!○○が承ります!」
自分「注文をお願いしたいのですが」
店員「注文でございますね!まず御電話番号をお願いします」
自分「○○○-○○○○-○○○○」
店員「今回ご注文は初めてでしょうか」
自分「はい」
店員「それでは住所とお名前をお願いします」
自分「○○です」
店員「復唱します。○○でお間違いありませんか」
自分「はい」
店員「それではご注文の方お伺いします」
自分「シーフードパエリアをプレゼントチケットでお支払いしたいのですが」
店員「はい、シーフードパエリアですね、プレゼントチケットはデリバリー担当にお渡し下さい。配達には40分程度かかります。」
自分「はい、よろしくお願いします」
店員「ありがとうございましたー」」

あ、このチケット、ピザーラだけでなく、系列店のビバパエリアでも使えるんです。
ピザはなんか値段の割に物足りないのでご飯物のパエリアに決定。


生まれて初めてデリバリーの注文したんですが、こんな感じなんですね。
少なくとも自分の電話対応より丁寧だわ…アルバイトだろうに。


余談だけど、「ご注文は初めてか」というのを聞いたのは2回目以降は住所が登録されて言わなくてもよくなるらしい。
だけど、このシステム、住所を知らない相手を特定出来る手口として使えるらしいんだ。
近隣の宅配ピザ屋に電話しまくって利用した形跡があれば、店が確認で住所を復唱する。
効率悪い気がするけどちょっと怖いよねぇ。





で、40分ともかからず届いたのがこちら。
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ケチくさいけど2500円ピッタリしか使わなかった。

下のフォカッチャはキャンペーン中でおまけ。


「たっぷり魚介のシーフードパエリア」
実はパエリアも初体験だったり。

で、これがんまい!
ご飯にはちゃんと味が染みてるしシーフードもんまい!

二人前だけど一人でペロリ完食!

あー久々に贅沢したって感じ。


















でも2500円はやっぱり高い!!
チケットあったから頼んだものの、普通の感覚じゃ頼めないねえ…一週間分の食費ですよ。
自分が出すのはせいぜい1000円くらい…

と、ピザーラのステマ的な記事を書いてみましたが、こんな毎日ボロクソに人を非難しているブログではステマにもなんにもならんと思うけどなww


でも美味しかった。
電話するの躊躇して諦めなくて良かった。


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