サモンナイト5


サモンナイト5 (初回封入特典ソーシャルゲーム「サモンナイト コレクション」の特設ページで入力すると「5」の主人公カードが入手できるシリアルコード 同梱)  予約特典『サモンナイト5』特別設定集 付サモンナイト5 (初回封入特典ソーシャルゲーム「サモンナイト コレクション」の特設ページで入力すると「5」の主人公カードが入手できるシリアルコード 同梱) 予約特典『サモンナイト5』特別設定集 付
(2013/05/16)
Sony PSP

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スパロボと一緒に『サモンナイト5』を一緒に購入しました。
発売間もないしまだ中古でも高いだろうなぁと思っていたらAmazonで76%オフw
ああ、もう恐らく想像しているような感じだろうなと嫌な予感しかしない。

なんかもうレビュー見るの怖いし、勢いで買っちゃえって感じだったんですけど、もうクソゲー以外の何者でもないです。
冒頭だけやってしばらくスパロボに切り替えましたが、まず映像は文字のフォントまで何故か安っぽくなってるし、初期のPSを彷彿とさせるぎこちない感じ。
言いたいことはたくさんあるんですが、いくつか挙げていきますね。

・バトル
今までのようにデフォルメされたキャラクター達ではなく、CGで今にもポキっと折れそうな等身のキャラクター。
あんまりいじってないのでわからないですが、マップ視点を遠目にすることが出来ず見渡しづらい。
これまでのシリーズのバトルシステムはほぼ引き継がれておらず全くもって別ゲー。
CGも今どき小学生でも作れるような粗さ。

相手を攻撃すると攻撃シーンが入るがスパロボみたいに格好良い演出があるわけでもないので普通に飛ばす。
良い点を唯一挙げるとするならこのバトルシーンが飛ばせたことだ。

・マップ
一応次にどこへ行ったらいいのかはわかるがいろいろとわかりづらい。
一度にいろいろとキャラクターが出てきすぎて把握しづらい。
それは今までも多少あったけど、例えるなら「禁書」アニメの第二期みたいな。
原作読んでる人向けに作られていて一気に新キャラが登場して混乱する。
で、よく調べても別に深いキャラではなかったりする法則。

・キャラクター
イラストレーターの方は変わっていないそうですが、とりあえず全体的に“薄い”。
人型に固執し過ぎて各界の個性が失われている。
オープニングで何故かアティとレックスが登場するので3と何か関連してるらしいが、そこまでプレイする気力がわかない。
一応3から300年後の出来事らしいけど、まぁメイメイさん辺りがなんとかかんとかするんだろ。


まぁPSPの神移植の気合の入れようは一体なんだったのかという感じで、3や4のグラフィックのままでいいからバトルシステムをちょこっと変えるぐらいで満足だった。
CGにするってことはお金をかけないと粗くなるということでもあり、安っぽく見えてしまうということでもある。
3や4は人型、ロボット型、獣型、その他敵召喚獣ユニットの動き方は統一されていてグラフィックを変えただけのものであったが、それが気にならないだけの十分なクオリティはあった。


驚くことに今回のスパロボZはvitaであるにも関わらず2Dマップに2Dユニット表示という形式を貫いている。
これは第一次から2D表示という形でやっていたからということもあるし、長年のスパロボファンを動揺させない措置でもある。


うーん、厳しい意見ばかり言うのも辛いけど、ナンバリングタイトルは避けた方が良かったかもなぁ…
サモンナイトはスパロボほどビッグタイトルでもないんだから今からでも方向性は変えられる。
だからもし続編を作るんだったら元のグラフィックとバトルシステムに戻して考え直してほしいかなぁ…

vitaだってあるんだし、召喚獣の派手な演出だって出来るわけじゃない?
一応スパロボ終わったら最後までプレイするつもりだけどリィンバウムの世界観は好きだからまた好きな人が集まって原点回帰してほしいなぁ…無理かなぁ。


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【映画】もしも昨日が選べたら【ネタバレ】

今日の映画。
もしも昨日が選べたら

もしも昨日が選べたら [DVD]もしも昨日が選べたら [DVD]
(2009/09/02)
アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンンセール 他

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人生、早送りしていませんか?

主人公のマイケルは仕事に追われて妻や子供達のことをないがしろにしていました。
つまらない夕食、妻との痴話喧嘩、子供達の相手、それにワンワン吠える飼い犬さえ鬱陶しい。

ある日ホームセンターをぶらついていると「BEYOND」と書かれたヘンテコな博士のいる部屋を見付ける。
すると博士はなんでもかんでもボタンひとつで操作が出来るリモコンをタダでくれた。
思い通りに出来るリモコンに感心していたところ、犬の鳴き声や人の動きまで止めたり早送り出来たりすることを発見して大喜びするマイケル。
博士は過去も見せてくれたり、時間の操作だって思いのままなのだと教えてくれる。

マイケルは退屈な家族団らんの食事の時間をすっ飛ばし、妻との夜の生活もすっ飛ばした。
時間をすっ飛ばしている間もマイケル自身はボーっとしているがきちんと人との交流をしているらしい。

マイケルは家族との時間を尽く早送りして、仕事に集中し、昇進まで漕ぎ着けた。
けれど昇進するまでに1年かかっていたことに驚く。それまで一体自分が何をしていたのか何故ここにいるのかわからない。

懲りずにマイケルは社長になるまで早送りした。
マイケルは日々の不摂生な生活から超肥満体型になって、妻とも何故か離婚していた。
身体のあちこちは不健康で病気だらけ。
別れの言葉も伝えられずに親父は亡くなった。
犬は3代変わっている。

堪らずリモコンをくれた博士を呼んで文句を言う。
「一度早送りをしてしまうと過去には戻せないのだよ」
リモコンは使用者の習性を学習して不必要と思った場面は自動的に全部すっ飛ばしてしまうのだという説明をされる。
夫婦喧嘩、昇進までの過程などマイケルの意思とは関係なく早送りしてしまう。
リモコンを捨てようとしても“返品不可”なのでどこに捨ててもついてくる。

博士は“死の天使”であった。
人がこのような機械を持つとどうなるのか試していたのだ。

現状に絶望したマイケルは“どこか楽しいところへ”と望んで早送りした先は息子の結婚式であった。
すっかり老け込んだマイケル。
同じく老け込んだ元妻とのダンスを踊る最中、倒れる。

死の床で息子と娘と会話を交わす。
息子は「ハネムーンに行こうと思ったけど仕事が入っちゃった」という話をして、マイケルはこれまでの自分を振り返り「ハネムーンを優先しろ」というが「ハネムーンなんていつでも行けるよ」なんて聞いてくれない。
マイケルは弱った身体で土砂降りの雨の中、病院を後にする息子を追いかける。
どうしても伝えたかった。

仕事より家族の時間を大事にしろと。



という夢だった。
マイケルは冒頭のホームセンターの寝具コーナーでぐっすり眠っていた。
身体は健康、若いまま。父親も生きてる!子供達も幼いまま!妻と遊びの計画を立てよう!何もかもやり直せる!!
ふと、テーブルの上にあのリモコンと手紙が…それを読んでリモコンをゴミ箱へ捨てる。

もう二度とリモコンは戻ってこなかった。






途中から絶対夢オチだろうなとわかっていたんですが、妻との手紙のやり取りの場面でホロリと泣いてしまいました。
コメディでごく普遍的なテーマの作品なのにこれだけ考えさせられるとは思わなかったです。

これはアメリカ人よりも日本人が見たほうが良いような気がします。
劇中に出てくるようなリモコンは存在しないけど、我々は日々を知らず知らずに早送りしています。
仕事ばかりしていたこの1年、この2年のことって意義のある時間を過ごしましたか?
まるで早送りするように時を刻んでいたのではないですか?
その日々が思い出せないのであればリモコンで早送りしたのと同じことではないですか。

朝起きて、一日の半分以上を会社で過ごし、家に帰ればすぐ眠る。
休日は疲れて全く動けない。遊びに行くなんてもってのほかである。

自分には家族はいないが、たとえ愛する家族がいてもないがしろにしてしまうだろう。
そして気付けばきっとヨボヨボの老人になっているに違いない。

マイケルはタイムトラベルのお約束を知ってさえいればこんな過ちを犯すことはなかったはずだ。
「過去には戻れない・過去は変えられない」
いや、それを知っていたってもしもこんなリモコンがあったら自分だって退屈で苦痛な時間をすっ飛ばしてしまいたくなる。

これから起こる通勤時間や苦痛と思う時間を飛ばせるなら飛ばして、楽しい時間だけ過ごして死ぬのも人生だ。


でもそれは自分の意思で変えることだって出来るのだ。
仕事の時間を減らして旅行や趣味を楽しもう、人との付き合いを大切にしよう、無駄だと思う時間を飛ばすより自分にとって楽しい時間を増やす方が人生は有意義だと思います。
途中で気付いたマイケルはフラグを折ろうと努力しますが時がどんどん飛ばされていきます。

あの時こうしていれば…
どうして気付いてあげられなかったのか…
そう後悔しても時間は取り戻せない。

自分もそうしなければならないのかもしれない。
仕事の時間を減らして、ペットでも飼って、旅行へ行って…そう出来ることならしたいものだが、絶賛人生早送り中だ。
瞬きすれば毎日月曜日。身体はどんどん老化していく。
自分には家族はいないし、早送りして死の床についても未練は残らない。
だから一瞬楽しい時間を体験してその場で死ねれば十分かな…

この前NTTの人とモデムを届けてもらう時間指定をするやり取りをしていたんだが、もちろん平日は夜中まで帰ってこない、
何故か相手のおっさんはすごく驚いていた。このおっさんだってオペレーター対応時間外に働いてるくせに、同じようなもんだろ。
でも健全じゃないってことなんだよ。
本来運送業者のお届け最終時間には家でくつろいでいるのが普通。

で、もし自分が今の会社の正社員になってしまえば土日さえなくなってしまう。


この映画の原題は「Click」というシンプルなものであるが、邦題は意図があって付けたのか、ある意味ネタバレしているものである。
2000年代の邦題のセンスには珍しくちょっと深い感じ。

余談。
マイケルが超絶メタボになる場面では身体だけ別の役者、顔は特殊メイクを施したそうです。
裸のシーン以外ではメタボスーツを着ていたらしいですけどね。
だから雪のシーンのマイケルは裸マイケルよりちょっと痩せている。


東京駅ご乱心

東京駅京葉線ホーム行きの動く歩道を3つ同時に止めるって!!?

最近イライラするんで動かない歩道の方を歩いていたんだが、横の全部止めちゃったら人の流れが全部動かない方に来るじゃん。
前に工事した時はひとつずつ止めて封鎖してたのに今回は3レーン同時に止めるってついに気が狂ったか?
行楽客のあの雪崩のような人の量を知らないのかね。
どれだけの混雑が見込まれるのか全く予想出来ないのかこいつらは。

しかも8月までとか、圧死する人間が出てくるぞ。

いっその事エスカレーターなんて全部撤去して階段・通路に戻せよ。
定期的に長期間のメンテが必要とか明らかに人の流れの効率を悪くしているしぶつかったり、乗客同士のトラブルにも発展する。
頼むからきっちり右通行左通行わけてくれよ。

どうして今回はひとつずつ工事が出来ないの?
動く歩道のスピードが今より3倍になるとか、京葉線ホームへ行くための列車が通る工事をするとかなら賛成だけどそうじゃないんだろ?


あそこを毎日通って通勤してる自分としては憂鬱以外の何者でもないわ。
ノロマのキャスター付きバッグとかベビーカーとかに八つ当たりしちゃいそう。

もう既に上の貼り紙を鬼のように貼ってクレーム対策バッチリしてますよアピールしてるっぽいけど、阿鼻叫喚地獄になるぞ…
しかもこの貼り紙、Ver.1.0があって、そっちには「3レーン全部止める」って書いてなかったんですが、今度のは上の写真の通り。

歩道横の狭い歩道でどれだけの人間捌けると思ってんだよ。



ほんと、エスカレーターっていらないよな。
百貨店とかショッピングモールぐらいだったら別にいいけど、ただでさえ耐久性の低いエスカレーターは駅に向かないんだよ。
特に混雑率の高いエスカレーターは全部撤去して階段に戻してほしいもんだよなぁ。
高齢者?障害者?今はど田舎の駅だってエレベーターくらいあるぞ?そっち使えば解決。


そんなわけで9月辺りまでこの阿鼻叫喚地獄を耐えなければならないということか…
総武線は出来れば使いたくないしなーどうしよう。


【映画】ダークサイド 悪魔の力を手に入れた男

今月始めの出来事だけど、スーツ姿の若い男と母親と弟らしき人3人を朝見かけた。
入社式の付き添いなんて都市伝説だよな…と思いながら話を聞いていたらガチで付き添うっぽい。
母親まで入学式に行くようなスーツだったしガチっぽい。
しかもお小遣いまで渡してるし、マジでこんなのいるんだな。

学歴の話もしていてかなりのお坊ちゃんっぽいし、大手に就職したっぽい。
でもあんなマザコンじゃなぁ…一生親離れ、子離れ出来んよ。嫁なんかもってのほか。



今日の映画。
ダークサイド 悪魔の力を手に入れた男

ダークサイド 悪魔の力を手に入れた男 [DVD]ダークサイド 悪魔の力を手に入れた男 [DVD]
(2011/06/03)
ベリー・ムッチ、デヴィッド・イングラム 他

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証券会社で働くスーパーヒーローを夢見る男ノーマンは、もし超能力が使えたらどうする?と有りもしないことを想像しながら日々仕事していた。
ある日同僚のビクターの瞬発力が異様に高いことに感付き、「その能力強化してみようよ!」と話を持ちかけるが、ごく一般的な感性を持つビクターは「普通の生活をしていたいんだ」とキッパリ断る。

その後ビクターは飲みに行った帰り道、同僚が酔って転んで車に衝突して亡くなってしまうところを目の当たりにしてしまう。
一緒にいたのにただ頭が真っ白になって助けることが出来なかったことを悔やむ。そう、自分が持っているこの力を使っていれば…

いろいろ悩んだビクターはあのしつこいオタク男ノーマンのことを思い出し、この能力をどうにか活用出来ないもんかとしぶしぶ相談を持ちかける。
ノーマンは自分のことのように喜んで能力の訓練と強化を引き受けた。
どうやら怒りの感情に特に反応して能力が発動するらしい。
ノーマンはビクターをひたすら怒らせ、最終的には感情に頼らずとも超能力を使えるようにする。
町に蔓延る悪漢をぶっ飛ばし、会社に立てこもった同僚をやっつけた。
そして車にわざと飛び出したノーマンを助ける。

スーパーヒーローの誕生だと喜ぶノーマンだったが、ビクターはこの能力を悪いことに使うようになった。
物を壊し、人を殺傷する…ビクターにはノーマンのような勧善懲悪の心は持っていなかったので次第に手が付けられなくなる。
ノーマンの友人であり、コミック店の店長を殺害するし、恋人?は監禁するしで、これにはノーマンも完全に堪らなくなる。

ビクターの酒に睡眠剤を入れて眠らせ意識を失わせて拘束に成功するが意識が戻るとまた手が付けられなくなる。
なんだかんだで一応事態は収束するが、犠牲者が出ただけにノーマンは警察に連行され事情聴取を受ける。
その頃ビクターはベッドから起き上がり見張りの人間を殺して外へ向かっていた…



もう時間返してくれレベルの映画かなと思って観たんですが、これがなかなかどうして面白い。
一般人が超能力に目覚めて制御不能、あるいは悪に染まってしまった映画といえば最近だと『クロニクル』、ちょっとベクトルは違うけどリメイクもされた『キャリー』なんかがありますね。

ある日超能力に目覚めたら?なんてことは誰でも想像すると思います(あれ?なんかこんな記事書くのデジャヴ)。
でも人を助けるより悪いことした方が絶対的に面白いに決まってる。

ビクターは物を動かしたり浮かせたりする他、手を使わずに人を殴ったり、衝撃波で人を跳ね除け、空気を操り窒息死させる能力を持っています。
これはどうにもならないかと思いきや、ある程度は意識を集中させなければいけないのでアルコールなどで酔っ払ってしまうと能力の威力が落ちてしまいます。
また、前半だけで語られていましたが、カメラに映されていると能力が発揮出来なくなるという特徴があり、これが唯一の撃退法になるかと期待して観ていましたがノーマンはビクターの唯一の弱点を思い出すことなく物語は終焉を迎えます。
別にホラー物じゃないんだからここはノーマンが正義のヒーローとして勝ってほしかったなぁー。何その無駄に続編を匂わせる終わらせ方。
まぁこの手の皮肉的なストーリーなら妥当な終わり方なのかもしれないけど。


あと超能力に憧れる本人じゃなくて同僚がたまたまそんな能力を持て余していたという設定も面白いですよね。
しかも典型的なオタクのノーマンと、リア充で出世意欲が高いビクターという全く別々の性格を持つコンビが能力を開花させていく様子が見どころ。

ビクターが自分の能力に浮かれている裏で、ノーマンはせっせとビクターのキャラクターと衣装を準備するわけですけど、オタク嫌いのビクターにとっちゃそんなのふざけんなって話でw
コミック店の店長を殺した後、コミックを読みながら「こんな胸のデカイ女がいるか?立てないだろw」とか突っ込んでるのにちょっと笑ってしまいました。
何気に日本ネタも入っていて、電話係の女性が日本語教室に通ってると知って「じゃあ“アニメ”とか知ってるんだ」と食い付くノーマン。
「アニメ」って単語は通じないんですね。



アメコミはそれほど詳しくないですが、しばしばすごい能力で人々を救う一方で社会の抑圧に悩む姿が描かれます。
お化けで人は驚かなくなったし、スーパーヒーローは更なる悪を呼ぶトラブルメーカー。これが現代です。



子供時代より社会に出てからの方が「もしも超能力が使えたらなぁ」と思うことが多くなりました。
それはもちろんヒーロー的な憧れもあるし、ちょっとしたイタズラもしてみたい、でもきっとそんな能力を持っていたらいつか誰かしら人を殺してしまう気がします。
ノーマンもいくら勧善懲悪的な思想が染み付いていてもいざ能力を持っていたらきっと悪い事に利用してしまうでしょう。

人間とはそういうものです。あったらいいなで留めておく必要があります。


そこまで深い作品ではないとは思いますが、無駄な時間を過ごしたなとは思いませんでした。
これはこれで面白いです。


【映画】ガープの世界【ネタバレ】

今日の映画。
ガープの世界

ガープの世界 [DVD]ガープの世界 [DVD]
(2011/12/21)
ロビン・ウィリアムス、グレン・クローズ 他

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小説が原作となるロビン・ウィリアムズ主演映画。
非常に深い作品なのでどこから手を付けていいやらなんですが…

あらすじよりは気になったところを感想としてまとめる感じにします。


●フェミニスト?母ジェニー
ジェニーは戦時中に看護婦をしていて、瀕死の兵士を実質“レイプ”してガープを授かった。
この事はジェニーの両親や周りの人間には全く理解されません。

後にジェニーはニューヨークで売春婦から話を聞いたことをきっかけに「性の容疑者」という自伝を書き、全国のフェミニストから絶大な支持を得る。
ここで疑問に思ったのだが、ジェニーは不品行やセックスに不寛容な両親に反発してでもガープを産みました。
なのでフェミニズムに近いとは思われますが、エレン運動家達のように女性の権利を押し出すような象徴ではないのではないかと思いました。
もっとも、ジェニーの自伝がどう書かれていたのかは劇中では語られませんが、エレン運動を全肯定するような過激派ではないように感じます。

息子ガープのことは両親の考え方と同じようにセックスから遠ざけるような育て方をしますが、反してガープは自由な恋愛や男臭い世界に憧れます。
ジェニーは男性を全否定し権利を手にしようというよりも、男というものに傷付けられた女達をどう癒やすことが出来るだろうかと考えていたのだと思います。
ジェニーはガープを助けたエレン本人と同じです。また、性同一性障害のロバータも同じ考え方でしょう。
過激な運動家達とは明らかに考え方は違っていました。
しかしながら彼女は運動家達の象徴として殺されてしまいました。


●大学生ロビン・ウィリアムズ
大学生になり、母とニューヨークへ向かった時、ガープの年齢は20歳前後である。
少年時代から大学生まで一気に場面が飛ぶので驚いた人も多いと思う。

しかしそれ以上に驚いたのは大学生を演じるにはロビン・ウィリアムズでは無理があり過ぎるのではというところだw
当時ロビン・ウィリアムズは30代で、どう若作りしたって20代には見えない。
金銭面の問題から30代近くで大学に入ったのかなとか推測していたのですが…

まぁわざわざ大学生時代に違う俳優使うのも難しかっただろうしね。


●次男ウォルトはどこへ行った
これは原作小説でも直接的な描写はされていないらしいです。
映画でもあの交通事故の後は何事かもなかったように話が進んでいきます。
ウォルトに対する悲しみも親類知人がウォルトについて言及する場面は一切ありません。
片目を失った長男も元気だし、ウォルトが亡くなったことで誰が責められることもありません。
むしろ母が死んだ時の描写の方が多い。

唯一死んだと思われる描写はガープが車で突っ込んだ時に笑顔のウォルトが静止画で止まったままになったところだけ。
全体的に流れるようなドラマなのでこのような演出はちょっと恐怖みたいなものを感じました。
推測ですが、当時はもちろんチャイルドシートなんてなかったと思いますから、後部座席の二人はぶつかった衝撃で投げ出されたのでしょう。

で、何故ウォルト亡き後、全く語られないかというとこれには理由があります…といっても個人的な推測です。
あの性同一性障害のロバータが第二子を妊娠したという時に「きっと女の子よ!」と声を掛けますがこれが既に死亡フラグ。
生まれてきたのは男の子。ウォルトでした。
ハロウィンのシーンでも一瞬男の子か女の子かわからないような描写をしたのも意図的だと思います。


この作品の全体的なテーマとして「フェミニズム」が散りばめられています。
ガープの母親はエレン活動に激しく傾倒するほどではありませんでしたが、彼女の周りに集まる人間は男という存在を心から憎んでいます。
恐らくウォルトが生まれ育った時、ガープの周りでは当然歓迎されなかったでしょう。


しばらくしてまたガープと妻の間に子供が出来る。女の子であった。
恐らくそれほど深い意味はなく、ウォルトはこの作品における男性性への圧力の犠牲者という暗喩と女性の権利拡大を表したかったのではないかなぁというのは単純か。
でもそんなんでウォルトがなかったことにされてるのは深く考えずに視聴してる人にとってはちょっとショッキングだったかもね。


●マッチョ?
どこの場面か忘れてしまいましたが、誰だったか、ガープに対して「ガープはマッチョって言ってた」というセリフがあります。
これは別にガープがレスリングをやってた経験からムキムキだということを意味するのではなく、フェミニズム世界の用語の中には反フェミニズム的な思想を持った男性を“マッチョ”と表す場合があります。

しかしガープはマッチョでも反フェミニズムでもなくエレン運動をする人達に対して疑問を持っていただけである。


●フェミニズムは世界を滅ぼす
この映画の時代背景はフェミニズム活動が非常に活動的でした。
それこそ本当に命を狙われてしまうくらい社会的な批判を受け、今でも時々ブラックジョークとして使われたりします。

ジェニーは反フェミニズム派の人間に狙撃され、ガープはエレン運動家から撃たれて殺されます。
ガープを殺したプー(糞)という女性は幼馴染の女の子の妹で、男の子とお喋りしたり綺麗でモテる姉に対して嫉妬をしていました。
日本でも似たような話を聞きますが、フェミニストというのはしばしばそのような生い立ちの女性が多いように思います。

そんな自分は中学生くらいから反フェミニスト、男性差別反対を叫び続けています。
彼女たちの中にはもちろん男性に何かしら傷付けられた経験があるのかもしれません、「女だから」という理由で押さえ付けられてきたのかもしれません。
しかしながらプーのように自分の醜さを男のせい、社会のせいにしてダブルスタンダードな主張、「男女平等」という名のもとに女尊男卑の権利を求めているのであればそれは批判されても仕方ありません。
そのような過激なフェミニスト達のことを「フェミナチ」と呼びます。

一種のアパルトヘイトといえる女性専用車両。
女性の社会進出による男性の働き口減少、結果婚姻率の急速に減少した。
これ以上人口は増えるべきではないと思うので男女共同参画が人口減少政策の為にやってるんだったら別にいいけど、そうじゃないからね。

ある程度のフェミニズムは必要だと思いますが、女性が特権階級になるのは何か違うと思います。


余談ですが、現代のフェミナチが必死にけしかけているのは腐女子文化。
先日も記事に書きましたが「腐女子を差別化するなー!」というトンチキな主張の声が大きくなってきました。
コンプレックスの塊として生まれてきた腐女子は自らの女性性を否定し、男性性を求めました。
一方女性としての権利は主張し、男性や女性として生きる人達を忌み嫌っています。
腐女子の象徴であるBLは一見同性愛のように見えつつ結局のところ男女の恋愛のように描かれる。
これは日本独特のフェミニスト文化と言えます。

なので今の時代になってもフェミニスト論争は続いていると言えます。



ラストや過程について疑問に思う人も多いと思いますが、この時代背景が好きな人は青春や人生の激動を感じられて好きになれる作品ではないでしょうか。


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