【映画】変身【ネタバレ】

今日は映画。

変身』(2002)

変身 [DVD]変身 [DVD]
(2009/09/04)
エヴゲーニイ・ミローノフ、イーゴリ・クワシャ 他

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PREVRASHCHENIYE/METAMORPHOSIS
監督:ワレーリイ・フォーキン
出演:エヴゲーニイ・ミローノフ 他


久しぶりにこれぞ探し求めていた作品って感じでした。
中学生の読書感想文の題材になるくらい有名らしいけど初めて知った。
ツタヤのコメディ棚で適当にあらすじ読んで借りてきたんだが、なんというカテゴリ違い。
確かにドラマかホラーかって言われたら微妙で、コメディに近いのかもしれないがブラックジョークとも言い難い。

簡単にあらすじを。


主人公グレーゴルは勤勉で家族想いの優しい青年であった。
ある日悪夢にうなされて起きると身体が硬直して、まるで虫のようになっていた。
仕事に行けない、自分の姿に驚く家族に事情を伝える手段もない。
グレーゴルは部屋に閉じ込められる。

働き手のいなくなった一家はそれぞれ働き出す。
妹だけがグレーゴルを世話した。
自宅は宿になった。

ある日、客の前でヴァイオリンを演奏する妹の元へ這い出ていくと、客は驚き、父親は激怒した。
グレーゴルは父親に果実を投げつけられ、背中に致命傷を負う。
ついに妹すらグレーゴルを見放した。その後、死亡する。

グレーゴルがいなくなった家族はピクニックに出掛け、貧困ながらも幸せを感じていた。
妹も年頃で、そろそろ婿を迎えたいと考える。




物語はここで終わる。
何故虫になったのかという理由もない、どんでん返しもなければ、ハッピーエンドもない。
できるなら原作を調べた上で”古典”として鑑賞するべき。

変身変身
(2012/09/14)
フランツ カフカ

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この作品に理由は必要ない。
大きなメッセージは2つ。

・誰もが「変身」する可能性がある
・親しい人が「変身」してしまった時、あなたはどうする



●時代背景
舞台は19世紀後半プラハ。
労働環境は現代日本によく似ている感じを受けた。
仕事を休むことは許されない、遅刻をすると上司がすっ飛んでくる。

家族は家父長制で父親が絶対的な威厳を持っていて、男尊女卑も強い社会であった。
女性差別もある一方で男性(長男)も家族と仕事に大きな責任を持たされる。


この物語は作者の気持ちが反映された作品であり、封建社会が抽象的に描かれており、「引き篭もり」なんてとんでもない世の中である。そうした時代背景を踏まえた上でも理解すべきだろう。
どんなに勤勉な人間でも、あるところまで達すると糸が切れて爆発してしまう。


●「変身」とは
「変身」は精神障害者、身体障害者、ニートといった立場に置き換えることができる。
「穀潰し」とはよく言ったもので、家族のお荷物にしかならずに家に居座る邪魔者。

変身した人間は家族によって対応が異なる。
世に出しては家族の恥と、家の中に閉じ込めておく(座敷牢)。
家から締め出して病院や遠くへ捨てる。
変身した人間自ら家から去る。


「変身」はネガティブな意味を持つだけではない。
例えば「仮面ライダー」がバッタのような姿になるのはその言葉の通り『変身』が元ネタである。
普通の人間がある日、悪の結社をやっつけるヒーローになる。

仮面ライダー 1号・2号編 キャラクター大全 仮面の男パーフェクトファイル仮面ライダー 1号・2号編 キャラクター大全 仮面の男パーフェクトファイル
(2014/03/21)
講談社

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普段とは丸っきり違う人格になることは良くも悪くも「変身」なのである。
しかしながら多くは病に堕ちてしまう人間ばかりだろう。


●グレーゴルの心はどこへ行ったのか
グレーゴルは変わってしまった自分の姿を本心では受け入れられずにいた。
妹を気遣ったり、母親に駆け寄ったり、写真を見て想いに浸ったり、姿以外は何も変わっていないのだ。
元々世話を焼いてくれたのと、兄の苦しみをなんとなく理解していた妹だからこそ唯一世話をしていた。

精神病のことを「心の病」とはいうが、グレーゴルの心は普通の人と同じ。
なのに身体が言うことを聞いてくれない。

映画のラストシーンで死んだはずのグレーゴルが家族の外出を見守っているのは彼の心は変わっていなかったことを表しているのだと思う。
父親から致命傷を喰らわせられたこともあるが、グレーゴルの死因は彼自身の強い思いからだったのではないだろうか。
グレーゴルが家族の為にできることは自分がこの世から去ること。そうすることで家族は自由になれる。


●虫の大量発生
現代では「変身」した人間がどうなるかというと、グレーゴルのように死に至るパターンもあるが、多くは「生かされている」状態で彷徨っている。
食べて、寝るだけの生活。ただ惰性で生きている。
社会に出すのも迷惑だからとあえて働かせずに家に置いておく家族もいる。

先述したように心はみんな一緒、だからみんな同じように人間的な生活を送れるはずなのだ。
でもその人達を救う手段が「生かす」ことだけになってしまっている。

誰でもある日変身してしまう可能性はある。
朝起きたら突然声を発せず、身体が思うように動かず、奇行をするようになってしまったら?
その時心は「誰かに迷惑をかけずに消えたい」と思うだろう。だが、それもままならない。

そういう人達を本当の意味で救う手段を本気で考えなきゃいけない時代だと思うよ。


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【映画】パリ20区、僕たちのクラス【ネタバレ】

今日は映画。
これは名作だった。

パリ20区、僕たちのクラス』(2008)

パリ20区、僕たちのクラス [DVD]パリ20区、僕たちのクラス [DVD]
(2011/04/28)
フランソワ・ベゴドー、ラシェル・レグリエ 他

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ENTRE LES MURS/THE CLASS
監督:ローラン・カンテ
出演:フランソワ・ベゴドー 他



フランソワ・ベゴドー著、小説『教室へ』を映画化したもので実体験に基づいた内容となっている。

教室へ教室へ
(2008/12)
フランソワ ベゴドー

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フランスのとある中学校の9ヶ月間の話で、特に起承転結はなく、学校生活の様子をただただ描いた作品である。
ドキュメンタリーというわけでもなく、本当に学校での出来事が淡々と描かれ、時が流れていく。


まず驚いたのは学校生活というのは万国共通なんだなぁということ。
生徒が静まり返って授業を始めるまでに15分もかかり、授業中も無駄な会話が飛び交い、教師は終始怒鳴り散らし、それに生徒が反発してトラブルはどんどん大きくなる。

一方で教師と生徒の対話が成り立つこともあって、時に笑い、共感する。
また教師同士、生徒の親との問題にも焦点を当てている。


●先生はいつも怒鳴ってばかり!
皆さんの中学・高校時代はどんな感じだったでしょうか。
大人になって教師になる人は少ないと思うけど、この映画を見れば教師に同情してしまう。

でも自分達が子供の頃も大人を困らせ、怒鳴らせる要因を作っていたことに違いないはずなのだ。
それは教師も同じ。
劇中で教師が職員室で「もうこんなクラス辞めたい!」と嘆いたり、授業後に椅子を蹴飛ばす教師が描かれる。
ついには生徒に対して言ってはならない言葉で侮辱してしまう。
彼らだってきっと中高時代は同じような経験をしているはずなのに教師の立場になって子供達とはまるで異種族のように感じ、上手くコントロール出来ないことに悩む。

子供は教師だって同じ人間だなんて理解できないから容赦無く反発してくる。
子供だって怒鳴ってばかりの大人と一日中過ごすことは不安になる。特に悪い事してない大人しい生徒にとってはね。


●いろんな人種が交わるクラス
日本の学校とちょっと違うところは移民が数多くいるということ。
白人、黒人やアジア人。しかも単に白人といっても出身でまた性質が異なる。
この作品は日本で映画化したら面白いかもと思ったんだが、こればっかりは描けないよね。

今では人種差別は昔ほどではなくなったとはいえ、まだまだ言葉などによって侮辱することはある。
それに人種によって一人一人プライドを持っている。
ただでさえ学校にはカーストがあるのに、人種によって更にそれが細分化される。

黒人はラップとサッカーが好きで、一番後ろの席を陣取る不良の典型的タイプ。でも実は優しい面を持っている。
アジア人は前の方の席で真面目に勉強する勤勉なイメージ。ただ物事をハッキリ言い過ぎて空気が読めない場面も。
そんな感じで人種の性質まで考慮しながら授業を行うのは難しいことだと思う。
この作品はあえてステレオタイプに描いているのかもしれないけど。


●絶えない学内トラブル
授業に参加しない者、屁理屈で教師の揚げ足を取る者、親が不法滞在の者、プライベートに悩む者、前の学校で問題を起こして転校してくる者、退学処分になる者。
ある時は威勢よく教師に意見していた女子が、夏休みを堺に急に教師と距離を起き始めたと思ったら数ヶ月後、何事もなかったように元通り。これすごくリアルだと思った。

多感な時期の子供達は毎日気分がジェットコースターのように激しく変化するのは当たり前のこと。
でも最近ではこれを精神異常として扱い、社会に出る前に異常者としての烙印を押してしまう。
まだ脳が成長しきってない時期に抑圧し過ぎたり、特別扱いし過ぎたりすると、たちまち社会のはみ出し者になってしまう。

この作品の主人公である国語教師は時に感情的になることはあったが、トラブルの一つ一つに対して真摯に対応しようとしていた。
子供の考え方を尊重して、個性を引き出す努力をしていたけど、それが実らないこともある。

中には解決しないまま終わってしまったものもあるが、学校でのトラブルなんて余程でもない限りは淡々と過ぎていき、そして忘れるものである。大人になってその時の体験をどう思い出すかは人によるが、他人からすれば一人問題児が退学になったとして、今そいつの名前を思い出せるだろうか。
次の日もまた何事もなかったように日々は続く。
まぁあの女子はクズだったけどな。


●何も学べることはなかった
映画の終盤で教師はこの学年で学んだことを生徒に聞く。
各々うろ覚えながら感想を述べるが、ただ一人「何も学べなかった。まだ就職はしたくない」という生徒が教師に相談してくる。
もっと中盤の方でも「学校行って、食べて寝るだけ」と嘆く生徒も。

今振り返ると学校で学んだことなんて本当に何一つないんだよなぁ。
でも学ぶということは自分からすることだから、本人が何かを勉強して初めて有意義な時間だったと実感するんだよね。
中学生じゃまだそんなこと理解するの難しい。

それは本人が悪いんじゃなくて、学校ってどうしても受け身になりがちだからそう思うのも仕方ない。
その為にいろんな教科があって、自分が合ったもの、目標を見付けて努力していくんだから今気付けなくても良い。
そういう中高生のメンタリティもすごく再現されている作品だと思った。


●日々は続く
この映画で一番心に残った場面はラスト。
学期末を迎えて、教師達と生徒達が球技を楽しむ。
場面が変わって誰もいない教室は、机や椅子が無造作に散らかっている中、外から楽しそうな声が聞こえてくる。

そしてエンドロール。

退学した生徒のことや、担任と揉めていた生徒のその後には全く触れられず終わる。
彼らはきっと次の学年も同じような日々を送る。
フランスの中学は4年間。この作品では学園ドラマ特有の卒業までがテーマになっていないところが逆に魅力。
日本でいうと中学2年生。

金八先生じゃないんだから、そこは必要ないのだ。
「終わり良ければ全て良し」とは昔教師も言っていたもんだが、残念ながら全員がハッピーになるということはない。
これからも泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら挫折を繰り返して生きていく。


この淡々とした9ヶ月間がアンネの日記の最後に繋がっているのだ。


意識低い系食品

最近「意識高い系」という言葉が定着してきたけど、逆に「意識低い系」ってなんだろうと思って調べてみると意外と共感できる答えが出てきた。

性格的なものじゃなく、普段消費しているものを見比べてみるとわかりやすい。
そうしてみると意識高い系には当てはまりたくなくても意識低い系でもいいやと思えてくる。
要は生活レベル的にどういうものを好んでいるか、なんだけど、コスパがよくて多いもの・身体に悪そうなものを好むと意識低い系。
生活レベルが合っていないのに高価でオシャレなものばかり好んでいるのが意識高い系。健康に気を遣ってるとか、体質の関係でそうしてるという事情は別として。


●パン

他のサイトを見て一番わかりやすいテーマがこれだった。
例えばヤマザキパンの「コッペパン」や「大きなチョコチップメロンパン」、これは最高に意識低いと思う。
高校時代、体育会系の男子達の主食で、自分も学生時代毎日食べていた時期があった。
一時期はワンコインで買えた、それだけで一日腹持ちする。
小麦の値段が上がって菓子パンの値段も一斉に上がると大学生は嘆いた。

スイートブール」や「スナックゴールド」。
これも同じく安価で量が多いが、大味で食べ切れない。
同じ意識の低さでもこれらはちょっと次元が違う。

これもまた別の感じだけどフジパンの「銀チョコW」。
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意識低いを通り越して懐かしい。大人が食べているとしたら子供っぽすぎるのでは?と思うけど、自分は今でも好きな菓子パンだ。


では意識高い系が食べてそうなパンを思い浮かべるなら、冷蔵エリアにあるサンドイッチとか、菓子パン部門でいうと「ランチパック」かな。

あれらは普段自分が購入するパンよりワンコイン高い。同じ量ならワンコインのパンを2つ買った方がいいと考えるから。
ランチパックでもたまごやピーナッツは庶民的だけど、最近はやたら長文で枠に商品名が入りきらない程意味不明な商品があるよね。
あれって一体誰が買っているんだろう、いつも思う。
それとサンドイッチも同じで、産地だとか外国の料理の名前が入ったりしてよくわからない商品がある。

ぶっちゃけあの手の商品は商品名だけ着飾っているが、素材はそこまで特別なものではないと思う。
そこまで素材にこだわるならわざわざコンビニでパンを購入する必要があるだろうか。
同じ値段でオシャレなものを食べたいならもっと他に選択肢があるはずじゃないか?


意識高い系じゃなく、本物のセレブなら高級パン屋で”一見普通そうな”メロンパンやコロネを買ってる。


●飲み物
底辺の自分としてはペットボトル飲料自体、値段が50円くらい違うから領域が違うものだった。まぁそれは単にケチなだけとして…

意識低い系なら「雪印コーヒー」や「ピルクル」が思い浮かぶかな。
ペットボトルだと「がぶ飲み◯◯」とか「スプライト」、「ドクターペッパー」とか。
意識低いというより子供っぽいに近いかも。本当の意識低い系なら「コカ・コーラ」、ゼロじゃなくて。
一時期「オランジーナ」って飲み物流行ったけど、あれは一見意識高そうな感じなのに意識低い層に一気に受けたな。

意識高い系は、底辺からするとこれはもう圧倒的に「」だろう。
日本は飲料水に恵まれた国なのにただの水をお金を出して買うなんて、信じられないことだった。
水道水が雑菌だらけとか、砂漠に住んでるわけじゃないだろうに。
だって小学校時代は休み時間にあの汚い蛇口から水道水をガブガブ飲んでたろ。
学校で飲める水分は昼食の牛乳200mlだけだったからそれ以外で水分を補うには水道水を飲むしかなかった。

それはともかくコカ・コーラ社が「いろはす」を発売して以来、より水を買うことが身近になったと思うが、若い奴が硬水だの軟水だの語ってると痛々しいと思うな。
いろはすのりんご味やみかん味は買うけどね。


●お菓子
お菓子はムラがある。
例えば「うまい棒」がいくら安いといっても意識低い系が好んでこればかり食べているとは限らない。
むしろこれを意識高い系があえて好んでいる場合がある。
他の食べ物でもそうだけどリア充っぽい奴がわざわざ貧乏人向けの商品を選択している例もある。
それは個人差でみんな経験あると思う。

一昔前から「プレミアム◯◯」とついた通常とはワンランク値段の高い商品が流行った。
でもこれは逆に意識低い連中が購入しているに違いないと思ってる。
他の食品にもよく大きな文字で「高級◯◯」とついた商品があるが、あれを買ってるのは意識低い層だろう。
メーカー側も「貧困層のちょっとした贅沢」みたいな狙いで作っているに違いないと思う。

意識高い系が好むのは「アルフォート」や「フリスク」なんかが挙げられている。
「アルフォート」は学生時代79円セールの時だけ買ってた記憶。ホワイトのが一番好きだった。
意識高い系というイメージだったのか、これはわからないもんだね。

意外なことに「ブラックサンダー」という答えがかなり多かった。

日本でいう一番スタンダードなチョコバーだと思うんだが、確かにある時期からメーカーが意識高い系をくすぐるような広告宣伝の仕方を始めたんだよな。最初は「女性に大人気」とか言い出して。
それまでは子供のお菓子というイメージだった。

あ、これだけ絶対宣言できるのは、クラッカー食ってる奴は100%意識高い系。これはガチ。
しかも何も付けないで食べるのが流儀。

これもセレブならそもそもお菓子はスーパーやコンビニで買わないだろう。
個人経営の隠れ家的()お店で如何にも高級そうな洋生菓子・和菓子をその日のうちに逐一購入してるイメージ。




人によるイメージがいろいろあって、何故意識高い・低いと思うのか個人差があるけど数百円の違いがあっても庶民が購入できる範囲であれば生活レベルはそう違わないはずなのに、この商品を買っていればどこか人と差を付けられると思っている層がいる。
そういう奴らの為に開発された商品だからな。
また意識低い系は子供っぽい、安いものを選ぶことに躊躇しない。そこに一種の安心感を得られるからだ。
自分は意識の高さ低さで食べるものを選んでいるつもりはないが、多分意識低いところにいるんだろうなと思う。

年代や職業が変わればまた嗜好も変化してくる。
いわゆるムカつく意識高い系ってのは高校・大学・20代くらいまでのことを指す。
30過ぎて何か痛々しいことをしていないか気付けないのであればもう手の施しようがない。


【絶対に】FF:U【許さない】

この前ゲームのアニメ化という話題で記事を書いたが、あれからとんでもない黒歴史を発掘してしまった。
http://hound2013.blog.fc2.com/blog-entry-572.html


FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜

2001年スクウェア絶頂期。
ゲームではPSからPS2に移行。FF10は爆発的ヒット。
ところがあまりにも調子に乗り過ぎてありとあらゆるゴミを生み出す時代ともなった。


キャラクターデザイン:野村哲也・天野喜孝(原案)
メカニックデザイン:小林誠
音楽:植松伸夫(テーマ音楽)
アニメーション制作:GONZO


このオールキャストを見て期待しないファンがどこにいるだろうか。
当時の自分としては誰が作っていようが関係なく「FFがアニメ化する」、それだけで期待度MAXだった。
ビデオ録画をセットして指折り数えて放送を待っていた。その時の思いは今でも忘れられない。
モンスターファーム』以上の期待度だった。



しかしFFファンに投げつけられたものはあまりにも酷いクソの塊である。

新潟県佐渡島沖に突如として立ち昇った「闇の柱」。そこから巨大な黒い竜と白い龍が出現し、二頭は壮絶な戦いの末に消滅した。その時、闇の柱に巻き込まれ「異界」へと飛ばされたハヤカワ夫妻。彼らは異界を旅した後に現界へと戻り、異界物理学の第一人者となる。



FFといえば中世ファンタジーだろ!?何故現代世界とごっちゃになっている?FFって新潟県の話だったのか?!
既に数々のゲームアニメ化がとある法則でファンの期待を裏切っている中でこの作品は王道RPGの名に恥じないレベルのタブーを犯した。
このサイトで作らせた方がよっぽどマシな脚本ができそうだ。
http://racing-lagoon.info/nomu/translate.php

ザルカバード邪龍神佐渡島流抜刀術の使い手沖=ハーヴィに突如として立ち昇った「全を塗り潰す漆黒の愛のゾイレ」。神域(そこ)…たとえば預言書の記述からバハムート級な漆黒《くろ》いドラゴンと浄化された蒼龍が光臨し、弐ヘディウムは壮絶なジ・ハードの覇王ヴェネジェティク=末(ソウルアブソーブ)にパージした。ファブラ・ノヴァのクロノス、カオスのヴィノスに神の望みし運命に選択され「時空のインカ・イン・リオニス」へと飛ばされたハヤカワ超究武神覇斬の使い手であるフサ=インを破壊できるだけの魔力。光の戦士たちは後の煉獄王異界=ディアヴォローゼを失われし聖蹟〈アーク〉を探すあてどない彷徨した戦いが終わった後に現次元へとRETURN、会稽の恥を忘れたる異界(吸収・天)異形の森の民ヴ=ツァリガク・マトリクスの第一人者と弄ぶ。



こっちの方が面白そうだぞ。


合っているのはチョコボやモーグリといったFF登場キャラクターを模したどうしようもない設定達である。
これが公式認定とは思いたくなかった。

そして脚本だけでなく見るに絶えない作画。

※中学生の同人作品ではありません。

GONZOといえば2001年は駆け出しの時代であったが、『ゲートキーパーズ』『最終兵器彼女』『フルメタル・パニック!』といった歴史に残る作品を残している。『HELLSING』に関しては死ぬまで叩かれるべきだと思うが…
それらのGONZO作品と比較すると仕事をサボっていたとしか思えない出来。
こいつらはFFなんてゲームは1秒もプレイしたことはなかったんだろうな。

FF過去作をアニメ化するという選択肢はなかったのか?
こんなゴミクズしか作れないなら既存の脚本を使えよ。
まぁそれはそれで酷いことになっていそうだ。

これなら同じ禁じ手を使った『モンスターファーム』の方が10倍はマシだろう。

1話目は子供ながら拍子抜けしてしまった。
でも熱烈なFFファンである自分は「最初はこんなものだろう。次回は面白くなるに違いない」と願った。
ビデオも繰り返し観た。

それが25話続き、FF:Uは打ち切りという形で終了した。
25話全部観たぞ。毎回退屈な音楽と作画と脚本を我慢していたが、面白いと思った回は一度もない。
冗談抜きで全話もれなく同じ感じだからな。期待するなよ。
それどころかただただFFという素材をレイプして何度裏切られたかわからない。

外国の評価もここで言うまでもないよな。

25話で終わらせるつもりだったなら酷い脚本でも仕方がないと言われるだろう。
だが、なんとこの作品は全52話の予定だったそうだ。
唯一評価できる要素は52話も続けずに打ち切った和田洋一の英断。
まさかその12年後にナンバリングタイトルで「自社の製品がクソ過ぎてすみません」と謝るとは思ってなかっただろうな!!
http://lodestone.finalfantasyxiv.com/pl/topics/detail?id=f30a257488841111d51f9c0900950c64df4df838


何が最大の黒歴史かというと最終回まで付き合った自分が一番恥ずかしい。

そしてスクエニとして再出発したFFはその後も過去作のクソリメイク、クソスピンオフをひり出し更にファンを驚かせることになる。
今では『FF:U』とかいうスクウェア最大の黒歴史がマシに思えるくらい、FFは崩壊を続けている。
あれから約15年も崩壊を続けているとは。


更に驚くなかれ、この作品はなんと一定のファンが存在していて、作品を叩くと反撃を喰らう。
何故叩く奴が少ないかというと、FFファンでこの作品を覚えている人間が一人もいないということ。
自分でもこの記事を書くまでは記憶の彼方に忘れていたんだから。
毎回聴いていたはずのOPテーマさえ耳に残っていない。曲自体はそこまで悪くないと思う。


ともかくこの作品はTVアニメとして見る価値のない作品ナンバーワンに認定しよう。
ゲームのアニメ化失敗作品ナンバーワンにも君臨するだろう。



【ヤフオク】痛Suica!?

ヤフオク広告見てたらこんなんあったんだが、これいいのかね。
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と、思って調べたら既に逮捕者出てるじゃんww

シール貼った「痛Suica」、使って大丈夫? JR東「機器トラブルの恐れも」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1501/13/news139.html

>今月には、人気アニメのキャラクターを無断でシールに印刷し、ICカード用ステッカーとして東京・秋葉原で販売していたとして、男が著作権法違反の疑いで警視庁に逮捕された。約3年前から1枚500円程度で販売し、約200万円ほどの売り上げがあったという。(2015/01/13)

>シールを貼ったSuicaは「チャージの際に券売機に入れた時に詰まってしまい、機器が故障したり、自動改札を通る際に通信に障害が出る可能性がある」という。そのため、「シールを貼ることはご遠慮いただくよう案内している」という。


しかもこれICカード抜きの値段(希望すればカードに貼った状態で送付)。
水貼りだからデカールに印刷してるっぽいね。自分で作ったら200円もかからないわ。

逮捕された奴は200万売り上げたらしいから相当持ってる奴多いってことだよね。
中高生なら喜んで買いそう…券売機に入れて詰まったら駅員に取り出してもらうの死ぬほど恥ずかしくないか?


今現在も尚、イラストをダウンロードして使ってくれっていう絵師がたくさんいて、痛suica自体自分が知らなかっただけで割と流行っているらしい。
デカールだったら薄いから券売機に入れても大丈夫そうな気もするけど、シールは絶対詰まりそう。
下手したら券売機壊れるんじゃね。

その前にアニメ柄のsuicaなんて恥ずかしくて使えたもんじゃないけどな。