【映画】主人公は僕だった【ネタバレ】

今日は映画。

主人公は僕だった』(2006)

STRANGER THAN FICTION
監督:マーク・フォースター
出演:ウィル・フェレル 他
★★★★☆



12年間変わらぬルーチンワークを繰り返していたハロルドはある日突然頭の中で女性のナレーションが聞こえるようになる。
そして近いうちに死ぬことを宣告されてしまう。
ハロルドは精神科を受診するも「統合失調症」と言い捨てられてしまい、文学者に相談することに。
わかってきたのはどうやら自分が物語の主人公で誰かの筋書き通りに人生が進んでいるということ。
文学者のアドバイスに従って悲劇から喜劇に変えるように努力するが…

その後自分の人生を操っているのはとある悲劇作家であることが判明する。
作家は主人公が必ず死んでしまう物語ばかりを執筆することで有名だった。
国税局の職員であるハロルドは作家の電話番号を突き止めて筋書きを変えてもらうよう説得する。

ところがこの物語はハロルドが死ななければ凡作に終わってしまうと言われる。
運命を受け入れたハロルドは死を選ぶ。
しかし作家は初めて主人公を生かすよう、最後の最後でシナリオを変えた。



●ジャンルは?
「ファンタジードラマ」とされているがSFともホラーともコメディとも言えるような展開である。
特に冒頭でナレーションに戸惑う場面はちょっと笑える。

このままコメディ路線なのかと思ったら路線変更でシリアスな展開になっていったりと目が離せなかった。


●小説家という神
最初は主人公のいる世界は小説の中の話で、メタフィクション的なものなのかと思ったら、執筆者も同じ世界に住んでいるというところに一種の怖さを感じた。
自分の書いた小説が誰かの人生を知らぬまま操っていたのだ。
終盤でその小説家は今までフィクションの中で死なせてしまった登場人物も実際に殺してしまったのかと悩む。

誰かに筋書きを操作されている中で主人公がどう抗うのかというところが見どころだったが、この作品の本当の主人公は小説家だったのかもしれない。
一番人生を変えられたのは彼女だった。
全身大怪我をさせられたハロルドも可哀想な展開で、こんなことなら死んだ方が良かったんじゃ…と一瞬思ってしまったが。


●オチが弱い
ハロルドが死ぬ運命を受け入れるほどの結末って一体なんなんだろうと期待したが、その結果が子供の不注意を助けたところをバスに跳ね飛ばされるというもので、その後助けた親子から感謝されるというシーンもない。

またハロルド自身が小説の内容を変えてしまうのかなと思ったら全くそんなことはなかった。
小説家が書いた筋書きがどうして他の人間に反映されてるのか、その辺の説明もない。これは謎のままでもいいが。


●FF10を思い出した
FF10の主人公ティーダも死を運命づけられているが、FF10-2で復活できるイベントを追加し、論争を呼んだ。
個人的にはプレイヤーが選択可能なシナリオなんだしそこまで怒るようなことでもないと思ったんだが、この映画を見て主人公が死ななければ作品としての質が変化することの重さを実感した。

死んで秀作と評価されるか、ハッピーエンドで評価が下がるか、この辺りは開発者も悩んだところはあると思う。
だから手間暇かけないと見られないようにしてあるんだろう。

ティーダも「これが俺の物語」とは言ってるが結局のところ祈り子の夢に過ぎず、”召喚獣”という事実は変わらない。
古代の召喚士が作り出した創造物なのだ。
なのでそもそも彼らに死という概念が当てはまるかどうかも微妙だったりするんだよね。

という余談。


●何はともあれ良作
最近集中して観れる映画があまりなかったのでここまで釘付けになったのは久しぶりだった。
ラストは意外にウルッとくるかも。

マーク・フォースター監督は『ワールド・ウォーZ』や『君のためなら千回でも』など結構作品を観ていた。


主演のウィル・フェレルは「俺たち~」シリーズでコメディ俳優として活躍。
この作品ではちょっと違う一面が見られますね。


人にも勧められる作品だと思うのでぜひ機会があれば見てみてはどうでしょうか。


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【youtube】外国人の日本旅行【trip】

たまにyoutubeで外国人の日本旅行を見ているが、個性が無さ過ぎて…


●日本でなくてもいい
洋風のホテルに「awasome!!」とか言われても世界の首都に旅行に行けばどこにでもあるレベル。
和風のホテルでも最近のは”なんちゃって”日本風だったりするから日本人から言わせるとそれは違うと言わざるを得ない。
インド人が5、6人で四畳半くらいの汚い部屋に密集して寝ていたのは驚いたが…

トイレに着目して初めて外国人らしい反応と言える。


●お決まりのスポット
秋葉原を筆頭に渋谷、新宿、池袋など東京都内のスポットを巡る。
京都、奈良も多いが、都内はマジでみんな同じところしか行かない。
正直あの辺は実際に行かなくても動画だけで充分雰囲気は味わえるし、あまり外国から来て特別面白いと思うところはないと思うんだよね。

首都圏の若者が足を伸ばして遊びに来たり、労働者が働きにきてるだけだからハッキリいって個性もなんもない。
とか考えると日本ってあんまり魅力ないのかもと気付いてしまう…観光客向けにいろいろ工夫した結果、どこの国でも体験できるような風景ばかりになってるのは否めない。

それに日本ならではの商品も簡単に輸入できる時代になったし、大手企業は世界に進出してる。
和食だって今はどこの国でも割と専門店がある。本格的とはいえないかもしれないけど十数年前よりはずっと本物に近付いてる。


●結局どこの国なのか
秋葉原なんかは特に日本人よりも外国人観光客の方が多いイメージである。
アジア系から欧米まで実にさまざまだ。
店に記載されている言葉もかなり多国籍で、どこの国にいるのかわからなくなることがある。

ある旅行動画を見ていたらアメリカからやってきた女性が東京ドームをレポートしていた。
ところが彼女が東京ドームで楽しんだライブイベントは韓国グループだったのだ。
日本に来て韓国人グループのライブを見に来るのか…それどころか日本人のグループと勘違いしてる可能性がある。

こんなこというとネトウヨだと言われるのかもしれないが、外国人視点で日本という国を見てみると、日本と中国、韓国はミックスされすぎてそろそろ本来の人種が消えかかっているように思えてきた。
日本人特有の顔立ちの人って本当に少なくなってる。
ビルの広告なんか一面に韓国俳優の写真が貼ってあったりして、一昔前では考えられなかったような風景。


●マックに行く
これは日本人も海外旅行をすると必ずするよね。
今でこそマックは不祥事でいろいろ言われてるが、世界中で味わえる懐かしい味。
マックじゃなくても世界的なチェーン店には安心感があると思う。


●外国人に行ってほしい場所
まず東京なんかに行っても日本ならではの楽しみなんて出来ない。
母国で一番近い都市に行くのと大して違いはないし、言葉の壁はあるし、わざわざ金と時間をかけて来るところではない。

寺や神社ならまだいいかもしれない。
中には地方の田舎まで訪れる猛者がいて日本語わからなくても地元民と触れ合う冒険者を見るとすごいなと思う。
観光地もクソもないような地元的なところに行って一日過ごしてみたほうが日本文化的なものを味わえる。
よっぽど変なところに行かなければバカみたいに治安は良いし言葉通じなくても親切にしてくれるから。
都心というのは外国人向けの作りになってるから本来の姿じゃないんだよね。
ハッキリいうとあんなのは偽物。日本人が魅力的に思わないものばかり。

よく人の多さに驚いてるけど、東京から一歩出ただけで一気に過疎るんだよな。

ある意味評価できるのはアニメオタクの方が日本の面白いスポットをよく知ってるような気がした。
秋葉原みたいなにわかじゃなくてガンダムとかエヴァとか好きな人はセンス良い。
ポケモンセンターも定番だけど、やっぱアニメ・ゲームが好きで日本に来てくれるって結構嬉しいね。


手っ取り早く旅行会社が勧める観光スポットに行くのは無難かもしれないが、せっかく遠いところから来てるのに勿体無いと思ってしまう。
まぁ日本人も外国行って地元民からしたらつまんないところばかり行ってるんだろうけど。


【レトロゲーム】COCORON(ココロン)【FC】

今日はレトロゲーム。

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1991年にTAKERU(シュールド・ウェーブ)から発売されたファンシーアクションゲーム。
開発ディレクターは初代ロックマンの生みの親、北村玲(A.K)氏である。
なのでゲームの雰囲気はロックマンそっくりのテイストとなっている。

可愛らしい世界観とは裏腹に案外難しかったりして、これまた一度もクリアしたことがない。
ピンク色のカセットが印象的で、いつ、どのようにこれを買ってもらったのか全く覚えていない。
でも結構頻繁にプレイしていたのは覚えている。


このゲームの最大の売りは3000通り以上の組み合わせでキャラクターが作れること。
それぞれ特徴のある「フェイス」「ボディ」「アームズ」を組み合わせて地形に合わせたり武器を強化していくことができる。

当時としてはキャラメイキングはとても珍しいものだった。
しかも自由に名前を決められて、能力をテストすることも可能。
ゲームが始まってキャラを作るだけでも充分に楽しかったと思う。
その時は重さとかライフとか全く考えなかったから可愛いと思ったキャラクターを適当に作ってた。
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明らかにガ◯ダムと思しきフェイスもある。
パーツは結構当時の人気アニメキャラを意識したものが多い。


2つ目の魅力は世界観かな。
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夢の中が舞台とあって、メルヘンかつファンシーなイメージとなっている。
「ほしふるおか」「ミルクのうみ」「かきごおりのやま」「トランプのしろ」「ようせいのもり」「いえ」の全6ステージ。
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一番好きなステージは「ミルクのうみ」だったなぁ。
牛乳にチーズの島が浮かんでるっていう発想が素晴らしかった。

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「かきごおりのやま」にはかき氷の中にペンギンの家があるというのも良かった。
中に入れるわけではないんだけどこういうのってすごい芸が細かいと思う。
実はたまに敵のペンギンがいることがある。

ステージは点と点で移動することができて、例えば「ミルクのうみ」→「トランプのしろ」などでマップが全て変わり、出現する敵も違う。
ラストステージにいくにはこのシステムを利用しなくてはいけなくて、「ミルクのうみ」→「ようせいのもり」のマップでなければ囚われたお姫様は見付からない。

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ラスボスは冒頭から登場していた「テイパー」というバクの魔法使い。
こいつが空から降りてくる→クルクル回るというモーションが飛ばせずイライラタイムだったなぁ。

初めて自分でラストステージ「いえ」に行ったんですが、サボテンだらけのステージで、当たるとダメージを喰らい、コンティニューは一番最初からになるという結構な難関。
サボテンは無敵状態であってもダメージを喰らう。


一見女の子向けのゲームに見えがちですが、うちは兄も夢中になっていたし、男の子でも遊びごたえはあったと思います。

発売元のTAKERUは1994年に倒産。
現在COCORONの権利はどこが持っているのかは不明。商標検索してみましたがヒットしませんでした。
PCエンジン版も開発されていたみたいですが、発売中止に。
ネットで上がっている画像はゲーム雑誌にメーカーが貸していたもののようです。

なので今後バーチャルコンソールなどで復活する可能性は低いでしょう。

それにしても上に貼ったプロモーション映像で流れているアレンジBGMが欲しすぎる。


【映画】アンツ【ネタバレ】

今日は映画。


アンツ』(1998)

ANTZ
監督:エリック・ダーネルティム・ジョンソン
出演:ウディ・アレン 他
★★★★☆


上映当時から『バグズ・ライフ』と並んで話題になっていたけど、実は未視聴だった。
子供心にはバグズ・ライフのパチもん程度という認識しかなかったのだ。(制作年は変わらない)

『バグズ・ライフ』が色とりどりで、キャラクターも個性的、映像も素晴らしい一方で、『アンツ』は茶色一色でどこか地味な印象があった。

そして今更ながら『アンツ』を視聴した結果、個人的にはこちらの方が良いと思ってしまいました。
『バグズ・ライフ』も実は大人になってから観たんですが、「えっ、騒いでた割にはこんなもんだったの?」と若干動揺がありました。
アリたちの生活を描くまでは良かったのに、サーカスの仲間たちのキャラが濃すぎて馴染めませんでした…

『アンツ』の方が面白かったとはいえ、一番の問題は子供向けの内容ではないということ。
シロアリとの戦いの場面では仲間が食べられたり、最終的には全滅して首だけで会話する場面も。
身体がバラバラになった大勢の蟻の死骸が映し出される。
友達になったすぐ後で死んでしまうというのは少しショッキングだった。
その後も虫眼鏡の太陽光で消滅したり、洪水に飲み込まれたりと、子供からするとちょっと残酷なシーンが続く。
それにアリたちの恋愛模様もちょっと大人向けで、「エッチ」という単語も出てくる。

それ以上に自分達の子供時代はもっと酷いことを昆虫にしていたかもしれない。
バラバラになったり、溺死したりというのは誰もが経験することを再現したのかもと思った。




ドリームワークスといえば今でこそ『シュレック』『マダガスカル』などで評価を得て、2016年には『カンフー・パンダ3』、2017年には『クルードさんちのはじめての冒険2』、2018年には『ヒックとドラゴン3』も公開予定となるほど、続編を次々と打ち出す名作が並ぶ。
中でも『カンフー・パンダ』シリーズは大のお気に入りで、アニメのDVDはあまり買わない中、2だけDVDを所有している。


98年のCGアニメ作品なんて、今考えたら駆け出しに過ぎなくてどのメーカーも手探りで模索しているところだった。
ゲームではFF7が発売されて数秒の僅かなCGムービーをただひたすら有難がってた。


『アンツ』のDVD特典ではメイキングやオーディオコメンタリーが収録されていて、ひとつの場面に2ヶ月も費やしていたという話を聞いて驚いたんだが、今はどれくらいかかるのだろうか。
『バグズ・ライフ』とは同じテーマで制作されたとはいえ、”アリの生活”という難題に2つのメーカーが挑戦したのはあの時代だからこそと言えるかも。CGでここまで出来るということを限界まで見せてくれた。

評価は極端に分かれる作品ですが、ぜひどちらも視聴してみると良いかも。
大人になるときっと感想も違うと思います。


ゲームで仕事での性格がわかる

今日は日記。


スプラトゥーン』の実況放送が増えてお気に入りのコミュニティとかは見てるんだけど、物凄く性格が出るよね。
任天堂は”友情破壊ゲーム”を作らせたら天才的なんだけど、オンラインになってからより進化してる。

自分は昔から対戦ゲームは嫌いで、穏やかにプレイしたい人間なんだが相手によってはただお互いにイライラして楽しくない結果に陥ることがある。
子供の頃は泣かされても喧嘩しても今はいい思い出なんだけど、大人になってからオンラインゲームをスカイプで繋いでプレイした時はただただ不快でしかなかったな。

仕事みたいに本気になっちゃう人がいるんだよ。
チームマッチの対戦とかで他に下手な人がいるとすぐ暴言吐く人。
「こいつ抜けないかな」
「何してんの味方は」
「こいつらと組みたくない」
「ランク低い奴は入ってくんな」
「弱いやつは参加しないで」

そんなにイライラしながらゲームして楽しい?一銭もお金にならない作業なのに。
そしてこういう人の特徴は、人にはいろいろ言う癖にすっげー下手糞なんだよね。
チームマッチになるといきなり自分がリーダーを気取り始めるんだけど、一番足を引っ張ってるのは本人だったりする。

本人は暴言吐くし、楽しくプレイしてた周りも空気が冷める。
チームのモチベーションはガリガリ削られて負けが続く。
最終的に皆誰も喋らなくなって、そいつが一番最初に抜けるんだよ。

自分はチームにすごい下手糞な人がいたとしたらむしろ喜ぶ。
「この人よりは確実に活躍できる」という考えだ。
足を引っ張られていたとしてもゲームなんだから楽しければそれでいい。
誰かを責めるとか、誰のせいとかいう発想になること自体がゲームするのに向いてないんだよ。
オフゲーでオレツエーやってれば?って思う。


『スプラトゥーン』なんてボイスチャットもコメントチャットもないからいくら喚いても相手に伝わらないし、ユーザーを特定してブロックする機能もないから叫んだところでどうしようもない。
連携を取ることもできないし、お前に合わせることも出来ないんだよ。
しかもまだ発売したばっかりで今から始めるって人も多いだろうに。
そういうのが嫌なら1年ぐらい待ってからやれば?と思う。


こういう人って、仕事でもこんな感じなんだと思う。
自分が一番仕事出来ない癖に周りにはアレコレ偉そうなこと言って、上司からも部下からも嫌われるタイプ。
失敗したら誰かのせい。自分がこうすれば良かったと反省しない。
いつでも自画自賛。
”新人キラー”。何も知らない相手でも容赦なし。

普通は声に出して言わないようなこと、もしくは心にも思わないようなことを怒りを交えて平気で声に出してしまう。
それを言ったらその場の空気が悪くなるというのは誰だって予想できるはずなのに。
みんなそこの理性が働くから「これは言わないでおこう」と留まって、「和やかな空気を維持する方が大事」と思うはずなんだけど。

この種の人間ってADHDなのかな?と思う。クラスに必ず一人はいた多動の人と同じ感じがする。
あの時毎日トラブルを起こしてた子は今どこで何をしてるんだろうってたまに思ってたけど。
それなら治しようがないんだけど、大人のADHDは「ただ性格が悪い人」で片付けられて治療には至らないケースが多いと思う。

ゲームの中でそういう衝動を発散させてるんだろうな。
だからオンラインのゲームはやりたくないんだよね。